結婚とお金(参考) 公開: 2026-06-01

結婚式に500万円か、新婚旅行400日か|ご祝儀を含めた“実質費用”シミュレーション

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「挙式に500万円を使うのと、同じ500万円で海外を400日旅するのと、どっちがいい?」——SNSで話題になった比較です。式という一日に大金を投じることへの問いかけとして、多くの共感とツッコミを集めました。

ただ、この比較には見落としがちな前提があります。結婚式の500万円は、旅行の500万円とは性質が違うのです。この記事では、ご祝儀を含めた「実質費用」をシミュレーションで整理します。

バズ投稿が見落としていた前提

旅行の500万円は、基本的に全額が自己負担です。一方で結婚式の500万円は、ご祝儀という収入で一部が戻ってくるのが一般的です。

つまり「500万円 vs 500万円」と並べると同額に見えますが、実際の手出し(自己負担)は同じではありません。式は支出総額であって、最終的に自分の財布から出る額はそれより小さくなるケースが多い、というのがこの比較の落とし穴です。

ご祝儀を含めた実質自己負担シミュレーション

ご祝儀は相手との関係で変わります。友人は約3万円、親族・上司は約5万円、親は約10万円が一つの目安です。これらを加重平均し、ここでは1人あたり約3.3万円と仮定して、招待人数別に試算します。

招待人数ご祝儀総額(目安)挙式総額実質自己負担(目安)
50名約165万円500万円約335万円
70名約230万円500万円約270万円
90名約300万円500万円約200万円

人数が増えるほどご祝儀の総額が増え、計算上の自己負担は下がっていきます。「500万円まるごと自腹」というイメージとは、だいぶ印象が変わるはずです。

ただし「実質負担が減る」を鵜呑みにしない

表の数字は一例で、現実にはいくつも注意点があります。

要するに、「ご祝儀で500万円がほぼ無料になる」わけではないということ。現実的には変動費の増加と相殺されつつ、純粋な手出しが200〜300万円台に落ち着く、というのが感覚に近いでしょう。

二者択一ではなく「両立」も設計できる

ここで最初の問いに戻ります。「式に500万円か、旅行400日か」。

実質自己負担で考えると、たとえば70名規模で手出し約270万円。ここに親の援助が加われば、手出しはさらに下がります。すると、500万円の予算内で、式も新婚旅行も実現する設計が見えてきます。

つまり、必ずしも「式か旅行か」の択一ではありません。実質費用で家計を捉え直すと、両取りの余地が生まれるわけです。大切なのは、総額の数字に驚いて諦めるのではなく、戻ってくるお金と本当の手出しを分けて考えることです。

まとめ

「自分たちの場合はいくら戻って、いくら手出しになるのか」は、招待人数と価値観で大きく変わります。結婚に向けた資金計画やパートナー像を整理したいときは、マリッジタイプ診断を二人の話し合いの叩き台にしてみてください。

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